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動きのある被写体、ストロボの使えない暗い場所での撮影(増感)

動きのある被写体を止めて撮るときは速いシャッタースピードが必要になります。350分の1秒とか500分の1秒とかです。
天気がよければISO100の感度のフィルムでもF2.8で4000分の1秒(EV15)と十分な条件です。これがうす曇や晩秋や初冬の午後2、3時になりますとF2.8で125分の1秒(EV10)などとなり、動きを止めるシャッタースピードを設定できなくなります。
このISO100でF2.8、125分の1秒の条件のとき、フィルム感度を上げるとどうなるか。

ISO100でF2.8、125分の1秒
ISO200でF2.8、250分の1秒
ISO400でF2.8、500分の1秒

以上の通り、フィルム感度をISO400以上にすると500分の1秒のシャッタースピードが得られるようになります。

フィルム感度を上げる方法は2通りあります。
その一つは、フィルム感度がISO400、ISO800、ISO1600のものを求めることです。もう一つは、ISO100のフィルムをプラス2増感してISO400にしたり、ISO400のフィルムを増感してISO800(プラス1増感)、ISO1600(プラス2増感)やISO3200(プラス3増感)とすることです。

この増感対応のフィルムは普通に求めることができます。私がよく使っているものをご紹介します。尚、増感をうたっていないフィルムで増感したらどうなるのかは判りません。お店やフィルムメーカーにご確認ください。

富士フィルム プロビア400F(プラス3増感対応)
http://www.fujifilm.co.jp/ppg/provia.html

コダック エクタクロームE200(プラス2増感対応)
http://www.kodak.co.jp/KPD/products/films/e200/index.shtml
 

私は、特に富士フィルムのプロビア400Fを愛用しています。なぜかといいますとラグビーの場合、晩秋から冬のスポーツで天気が移ろい易くISO800でも350分の1秒や500分の1秒のシャッタースピードが得られないことが度々あるからです。それでプラス3増感まで対応しているプロビア400Fで試合時間帯の天気を予測(雲の状態も)してISO800で使うのかISO1600で使うのかを試合直前に決めています。

また室内スポーツの場合、ISO100でF2.8、15分の1秒(EV7)とか30分の1秒(EV8)というときがありますので、ストロボを使えない場合はスナップ写真を撮るのにも苦労する条件です。このISO100でF2.8、15分の1秒の状態でフィルム感度を上げると以下の通り。

ISO100で  F2.8、  15分の1秒
ISO200で  F2.8、  30分の1秒
ISO400で  F2.8、  60分の1秒
ISO800で  F2.8、125分の1秒
ISO1600でF2.8、250分の1秒
ISO3200でF2.8、500分の1秒

よってISO1600以上に設定したらストロボなしで動きのそこそこ速いものでも撮れるようになります。

以上により、普段はISO100のものを使い、動きの速いものやストロボの使えない暗い場所での撮影ではISO400の増感でと使い分けています。今は画質のことがわかっていませんので気楽に使えるということでISO100とISO400の2種類のフィルムを常用としていますが、画質のことがわかりだしたらISO200の増感で対応などとISO200も常用するようになるかもしれません。

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