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デジタルデータのバックアップ ( DVD−R )

デジタルカメラが普及し、撮影したデータをパソコンに取り込んで保存されていることでしょう。しかし、ここで考えておかなければいけないことがあります。パソコンの故障です。データはハードディスクに記録されていますので、万一、そのハードディスクが故障したらどうなるか。パソコンを構成する部品で一番故障し易いのは、やはりハードディスクではないでしょうか。衝撃や熱の問題から故障に至ることが考えられます。

ここで出来るだけ安全にデータを保存する場合の一般的な考え方を簡単ですが少し説明します。その基本は、『2重に保存する』ということです。デジタルデータですので、比較的場所も取らずに2重で保存できます。例えば、ハードディスクに保存する場合、最近ですとUSB接続で簡単に外付けハードディスクを増設出来ますので、パソコン内蔵のハードディスクと外付けハードディスクの2ヶ所にまったく同じデータを保存します。ただコピーするだけですので簡単です。

この様に2重で保存しておきますと、パソコン内蔵のハードディスクと外付けハードディスクが同時に故障する可能性はとても小さくなります。パソコンと外付けハードディスクを一緒に落としたりとか、落雷のサージ電流の影響で故障したりとか、可能性としてはとても少なくなります。

企業レベルになりますと、この外付けハードディスクがネットを介した遠方のものだったりします。同じ場所にありませんので、一緒に落としたり、落雷の影響を受けたり、その他自然災害、人災なども含めて被害を受けにくくなります。

話を個人レベルに戻します。この2重に保存することですが、パソコン内蔵のハードディスクの『ローカルディスクB:』と『ローカルディスクC:』の2ヶ所に保存すれば一緒じゃないのと思ってはいけません。これは一つのハードディスクを別けているだけですので故障したら大きな被害(少しはましですが)になります。

この様にハードディスクに保存することは手間が少なく容易ですが、データが多くなりますと外付けハードディスクの増設、それも大容量のハードディスクだったりしますでしょうから、やはり故障の時の被害の大きさが心配です。

この故障の心配を少しでも和らげるものとしてハードディスク以外の記録メディアを考えることになります。その一つが、『 DVD−R 』(4.7GB)です。とても安価になっていまして、1枚当たり、30円から50円程度です。

ここでも必ず『 2重に保存すること 』を考えます。パソコン内蔵のハードディスクとDVD−Rの2ヶ所で保存することが、その一つでしょう。パソコンからデータを消去する場合は、更に1枚、DVD−Rにコピーを取り、DVD−R2枚で保存します。こうすることで大切なデータを失うことを極力避けることが出来ます。『 絶対 』はないことを意識することが大切です。
 

但し、ここでも問題があります。『 DVD−Rの耐用年数 』です。新聞などでも取り上げられましたのでご存知の方もいらっしゃることでしょう。メーカーによって、この耐用年数が大きく違うようです。粗悪品だと数年、一番長持ちするメーカーで100年ほどとの試験データが出ているようです。実使用ではなく、あくまでも試験上のデータです。

国産品でも10年前のDVD-Rはそろそろ読めなくなる。 - A Successful Failure

メーカーは明らかになっていませんが、一番確かなメーカーは『 太陽誘電 』と言われています。DVD−Rのブランド名は『 That’s 』(スタート・ラボ)です。また、私が『 TDK 』(イメーション)のお客様相談室に確認しましたところ、『 TDKのDVD−Rの耐用年数は、原産地の国内外に関わらず、製造後10年ほど 』との回答を得ています。TDKには台湾などの海外に生産委譲しているものもありますが、国産品(原産地 日本)は太陽誘電によるOEMとも言われていますが、明らかではありません。その他、メーカーを考える際に参考になるサイトとして『 デジタルカメラグランプリ 』を記載しておきます。

この様にメーカーによる違いがありそうですので、使い分けが必要になるでしょう。データの受け渡しだけなら耐用年数に神経質になる必要は少ないでしょうから安価なものでもいいでしょう。長期保存を考えるのであれば、『 太陽誘電 』による『 That’s 』は外せないように考えます。ただし、試験データはあくまでも試験上のことですので、常に注意する必要はあります。それと『 太陽誘電 』による『 That’s 』だからといっても製造上の問題がゼロとはいえませんので、出来るだけ違うロットのもので2重に保存するために2ヶ所の量販店で購入するなども考えた方がいいでしょう。仕事などのデータは、特に慎重に考えなければいけません。消えた、使えない、では済みませんので。

私が使用しているDVD−Rは、TDK(原産地 台湾)とThat’s(トリプルガード)です。読み書きでもいくらかの差を感じます。That’sの方が、はるかにスムーズです。

それから購入するときの枚数。耐用年数は『 製造後 』の年数です。コピー後ではありません。10枚、20枚、30枚、50枚、100枚などがありますが、枚数が多くなると安いからといって、購入後使用に2、3年も掛かるようでは、かえって高くつくことになります。製造後、店舗に並んだ期間なども考慮して、1年ほどで使い切る枚数を購入されるのがいいのではないでしょうか。

『 DVD−Rは生もの 』、と思ったほうがいいでしょう。生ものですので、よく売れている店舗、しっかり在庫管理されている店舗で購入することが大切になってきます。量販店でもいつ入荷したものか判らないものがありますので注意が必要です。残念なことに製品を見ても、いつ製造されたものか判りません。

最後にDVD−Rの保管方法ですが、まだ調査中です。温湿度による影響もありますが、それよりも紫外線に弱そうです。窓際などには置かないようにしましょう。

2010年5月7日追加

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