| 京都観世会館 | 京都市左京区岡崎円勝寺町44 | |
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| 能は仮面劇ですが、登場人物すべてが能面をつけるわけではありません。シテ(主演者)とツレ(シテの同伴者)がつけます。 また、シテが、女性、神や亡霊などの役を演じるためにも仮面を必要としたと思われます。 ところで能面のことを通常は面(おもて)と呼んでいます。 |
さて、能面は現在200種類以上つかわれていて、翁・尉(じょう)・鬼神・怨霊・男・女の6種類に分類されます。 翁・尉(じょう)は老人の顔、鬼神は猛々しい怒りや威嚇の表情の顔、怨霊は死者の容貌や般若にみられる女の恨みと怒り、それに哀しみの表情の顔、男は貴族の哀愁を帯びた表情やたくましい武将の顔、女は処女から老女までさまざまな境遇や年齢の顔をしています。 これらの能面はある役柄のためにつくられた面のほかは、一つの面を同じ系統の役に流用してつかわれます。 能面は木製ですのでそれ自身は変化しません。しかし、演者の技術によって能面の表情が変わったように見えたりしますが、それ以上に演者の心が能面と一体となり、人間の生の表情以上に豊かになることがあります。能面は生きているのです。 参考文献「能をあなたに」(檜書店発刊) |